長時間労働、少子化による労働力不足などを背景に国が掲げている一つの政策が“働き方改革”です。
幼稚園でも同様の問題を抱えています。
余合学園では先生方がより良い働き方ができるよう“余合学園の働き方改革”を推し進めていきたいと考えました。
現在、私たちが課題として取り組んでいるのは…
1 日々のルーティン業務の効率化
2 書類作成等業務のICT化
3 変形労働時間制、ノー残業デー等の導入
4 行事・イベント準備作業の分業、専任化
これらの取り組みで、幼稚園の労働生産性の向上を成し遂げます。
同時に「時間をかけることがすべてではない」といった先生たちの意識改革を進めていきます。
保育や業務の見直しを通して、先生がじっくりと子どもに向かい合う時間やゆとりを手にしましょう。
幼稚園は いつも 子どもたちの元気な声が ひびいています。
子どもたちの 笑顔が あふれています。
そこは ピカピカの瞳に囲まれた 職場です。
もちろん 私たち職員も とびっきりの笑顔で
元気いっぱい 子どもたちと過ごします。
子どもたちの 「出来る力」を信じて。
子どもたちの 「伸びる力」の援助者として
一緒に 頑張りましょう。
人と人のふれあいが難しくなってきている現在
幼稚園は「人として大切なこと」を知る
はじめての学びの場として 重要な役割を担っています。
自然に恵まれた 光いっぱい 緑いっぱいの幼稚園で
優しさ・思いやり・協調性・団結力を育み
人の話を真剣に聞く集中力や自分の思いを伝えることの楽しさ
言葉を受け取ってもらえることの喜びを感じとらせています。
何だろう?なぜだろう?
好奇心や考える力を養うために 職員全員が心と力を合わせて 保育にあたっています。
余合学園の仲間になりませんか?
あなたの子どもたちへの思いを表現・実現するために…
そして、子どもと一緒に 育ち合うために…
余合園長:
ウチの理事長のモットーが「やるときはやる!」。
私はそれに「やればできる!」という言葉をプラスしています。目標を達成できたら、「すごかったね、やっぱりやったらできるね」と絶えず声をかけていきます。
預かっている子どもたちは、人間の成長期の中でも、もっとも大きな変化が見られる時期です。
怖さもあるのですが、楽しみでもあります。親が見られない部分を代わりに見て、ほめて、育てていくのが私たちの仕事です。
安藤園長:
縄跳びを50回飛べるようになる、逆上がりができるようになる、
雲梯(うんてい)をここまで渡れるようになる…。
できたときに先生が子どもを抱え上げて、ほめてあげる。
すると子どもがすごくニコニコしていい顔をする。
そうやって子どもの自信に繋げていきます。入ってきたときには、生活の自立もできていない子どもたちですが、先生が目標に向かって、日々3年間をかけて指導していくのが、幼稚園です。
安藤園長:
ウチの幼稚園では、朝の会からきちんと毎日日付調べをする。これをやらないと、子どもたちはいつまでたっても日付という意識が薄い。日付調べでもリトミックでも、毎日積み重ねてやっていくと、子どもが得られるものはかなり違ってきます。そういう意味では、余合学園では、カリキュラムがしっかりと確立されているので、先生たちは新人で入ってきても、道筋が付いているので、ある意味、楽ちんで分かりやすいのではないでしょうか。その道筋に自分がやりたいような工夫を付け加えていけばいいのですから。
余合園長:
いま余合学園では、ベテランのフリーの先生に補佐で入ってもらい、新人先生のサポートをお願いしています。私は“憧れの先生”を見つけようね!と、話しています。きっとその先生には、子どもや保護者を引きつける魅力を持っているから。それは伝える言葉・表情・技術だったりするので、そこを模倣していくうちに、自分自身が、子どもからも保護者からも慕われる魅力的な先生になれるから…と。一年目は悩んでしまうことが多いようですが、良いヒントになりますよ。
安藤園長:
学生さんは、ワクワクというか、すごく期待があるんだと思います。ただ、入ってみると、自分が思っているほどに自分は動けていない、自分が思っているほどにやれない、子どもが動いてくれないという苦しさが出てくるのが普通です。そこを助けてくれるのが先輩で、甘えられるのも先輩先生です。 新人先生に、声を大にして伝えたい事、それは自分が考えた保育をやってみよう!という事。自分が楽しめなかったら子どもたちも楽しめません。それでもし失敗しても「ごめんなさい、助けて!」と発信すれば、誰かが助けに来てくれる。先輩の話を「ここがいけなかったのね」と素直に聞ける気持ちがあればいいのです。
余合園長:
伝統は大切ですが、伝統イコール同じことを繰り返すということではありません。目的地さえ間違わなければ、どう遠回りしようとかまわない。寄り道をすることで、いろんなことを吸収する子どもたちが出てきたら、それはそれで人間の裾野が広がると思います。余合学園のもともと持っている、“教育のしつけを!”という気持ちは、今の子どもたちには大事なことだと思いますので、この伝統だけは崩したくないのですが、新しい風を吹き入れてくれることも、必要ですね。
余合園長:
先生という職業は、年齢の割には大勢の人と出会います。お母さんやお父さんだったり、子どもだったり。その人たちからいただけるものは、図りしれません。自分で気付いていないかもしれないけど、人との接し方を身につけて、人を見る目が養われます。 ここで育ったら、まずどこにお嫁に行っても、掃除からなにからきちんとできるから大丈夫よ!と、先輩先生によく言われました。気持ちの良い環境を作ってあげようと思う優しい気持ちも、養われると思いますよ。
安藤園長:
教育は教育、自分の子育ては子育てなのですが、幼稚園の先生は、子どもの発達段階などは普通のお母さんよりも分かっているので、あまりあせらずに自分の子どもの子育てができると思います。 結婚して家族ができると、自分だけの時間で動くことができないので、そこをどううまく折り合いをつけていくかですね。ただ、経験を積み重ねると要領が良くなる。とくに時間の使い方が上手になってきますよ。ここを重点的にやるよりも、こちらをやった方がうまく行くんじゃないかと。
余合園長:
そう、経験を積むと子どもの動かし方もうまくなってくる。
そうすると1日30分余分に使えるようになってくる。これは大きいです。
安藤園長:
結婚や出産を経ても、永く先生を続けてほしいですね。
余合園長:
本来、親の代わりに子どもを育てていくのが保育園で、幼稚園は学校教育の一環として位置づけられていたのですけど、幼保一元という考えがスタートして、いま、その垣根があまりないように思います。ただ、子どもの年齢の差は大きいですよ、保育園は0歳児からですから。0歳から6歳までの6年間を見るというのは、ほんとに親代わりですよ。
安藤園長:
そうですね、いまは幼稚園に関しても保育という要素を求められます。ただ、教育という点では、きちんと目標を持って、子どもの発達のためにという方向性は守っていきたいです。幼稚園では、最初からクラスを持っていただきます。「最初からクラス担任は、たいへんですね」とよく言われますが、「こんなに楽しいことはないじゃない」といつも答えます。これ、本心です。