枚方市にある香里ヶ丘愛児園は、子どもの生命力と個性を育み、心身ともに健康で伸びやかに子どもを育ててまいります。

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座談会
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余合学園ってこんなところ
余合学園では、いまどきの打たれ弱い子どもたちが、保育を通してココロもカラダも共にたくましくなっていくのが手に取るように分かる。小さいんだけど、いろんなことを乗り越えていくなかで、たくましく成長する。
 
子どもたちの礼儀や行動のメリハリは、とても大切にしている。話を聞くんだよ、今はコレコレをするんだよという具合に。学園の子どもたち、ケジメがしっかりつくようになっていると思う。
 
先生同士も、先生から子どもにも、きちんと挨拶しているからね。“ありがとう!”もそう。
ケジメというか、そういうところがほかの幼稚園と違うところかな。
 
あとね、先生たちの仲がいい!(笑) 
だいぶ年齢の差があるけど(笑)、みんなでご飯を食べに行ったりとか、話ししながらいつも笑いが絶えないわよね。その笑顔が子どもたちの保育にも繋がっていくんじゃないかしら。
子どもたちに対して心がけていること
3歳でも心を開き合わないと、話しを聞いてもらえないよね。信頼関係というか、子ども同士のケンカでも、どちらか片方だけの話しを聞くのではなく、みんなを公平に見られる先生でいたいわ。
 
やっぱり笑顔でないと子どもの顔がこわばったりする。4月、最初に笑顔で接して、それから少しずつ信頼関係に繋がっていく感じかしら。必要なのは笑顔ですかね、やっぱり。
 
子どもはなかなか思うようには動いてくれないので、どうしてもこちらはムムムッと(笑)。もちろん、子どもを叱ったり注意をするときは、なるべく感情的にならないように、子どもが理不尽な思いをしないように気をつけている。今年私は年少担当なので、まだまだ一方通行な感じは強いですけどね(笑)。年長さんはこちらが言った分だけ感じ取ってくれる。こちらの意図が伝わるほどには成長しているのよね。
 
みんなで一つのことをやり遂げていく中で、はみ出す子はやっぱりでてくる。でも、はみ出す子は意外に面白い個性を持っていたりするので、そういう部分はなるべく残してあげたいな。そうは思いながらも、「どうして言うとおりにやってくれないの!」と言いたくなる瞬間はあるので(笑)、冷静に!と自分に言いきかせる(笑)。
先生冥利につきること
子どもたちはそれぞれ得手不得手があるのだけど、最初うまくできなかった子が、みんなと一緒にがんばってできるようになったときのうれしそうな顔とか、いいわよね。お便りに、みんなで作り上げたときのことが心に残っていますとか書いてあったりすると、もうダメ。感動で胸がいっぱいになるというか…。
 
身勝手な話しだけど、自分のクラスの子が、ほかのどの先生よりも自分に寄ってきてくれるときとか、うれしくない?! 誰よりも私を選んできてくれるときとか(笑)。
 
先生冥利につきる!!(笑)
 
教え子が20歳過ぎても年賀状をくれたり、お母さんがこの幼稚園に入れてよかったとお便りに書いてあったりするとうれしいわよね。今年の新人先生で、ちょうど私が年長で担当した子が入ってきたの。私の影響ではないかもしれないけど、幼稚園の先生になりたいと思ってくれたことがすごくうれしい。
 
写真毎年5月、400人を超える小学1年~6年の卒園生が集まってくれる同窓会で、みんなが「先生!」って言いながら駆け寄ってきてくれるのは、担任を受け持って良かったとつくづく思う瞬間よね。
幼稚園でスキルアップ
先生を経験して、知識の幅が広がった気がするわ。たとえば制作展(段ボールなどで共同制作)を行う際に、自分の知らないものがテーマに決まればいろいろと調べなければならない。虫や恐竜など、今まで絶対調べなかったものを調べたり見に行ったりして、知識の幅は広がったかなぁ。
 
主任になって初めて、自分のクラスもあるんだけど、組んでいる先生たちの様子も把握していかなければいけないと学んで、今も勉強中!
 
若い先生は新しい知識がすごいなと思うことがある。そういうところを見習わなきゃ!と思えたとき、同時に自分のスキルをアップするチャンスね。
 
この仕事の相手は、人間だし、子どもやお母さんたちと関わっていかなければならない。
私、若い頃は生真面目だったし(笑)、お付き合いや人と人の関係はなかなか難しかったんだけど、でも何年かやっていくと、不思議と人付き合いが身についてきた。
普通のOLさんになっていたら、これは身につかなかったような気がするわ。
楽しみなイベント
写真年度末の3月に行う「劇」は、クラスの1年間の集大成。この先生はこういう風に子どもたちとやってきたのか、しゃべらなかった子がこんなに人の前で堂々としているのか、あんなにもじもじしていた子が、人前でこんなことができるようになったのかと、いつも感心したり驚かされたりする。私はこの「劇」が好きです。
 
私も劇が楽しみ。子ども一人ひとりに関して、1年をかけてこんな風に成長させたいというプランがあるわけなんだけど、最後にお話が上手に出来るようになったとか、表現が上手に出来るようになったとか、そんな姿を保護者の方に見ていただけるイベントだと思ってるから。
 
写真私は「制作展」。アイデアからスタートしてみんなで創作できるのが、子どもが楽しいより、自分が楽しい(笑)。制作展はテーマにそって、段ボールなどを使ってみんなで作っていく。去年だったら“恐竜の世界”。それぞれクラスごとに、地域とか時期(たとえばジュラ紀の恐竜)を決めて作るので、それぞれのクラスを見て回って違いが感じられる。まるでチビッコ博物館のように作り上げているところなんか、すごく楽しい。
 
写真私は「運動会」が楽しみだわ。年長さんの鼓笛隊だったり、成し遂げた後の感動は、一緒にがんばってきたなという感じもあって、涙が止まらなくなるくらい。子どもたちのやり遂げた顔を見るのも好きだし、感動するわよ。
 
イベントの好き嫌いは、先生の得手不得手が微妙に関係してない!? 美術の苦手な先生は制作展で苦労するし、ピアノの苦手な先生はピアノを弾く劇が少し嫌いだったりする(笑)。
 
そう! 先生も人間ですから…(大笑)。
8年後に復職しました。 退職したときはもう復帰する気力が出てこないだろうと思ったのですが、子どもがある程度成長してきて気持ちのゆとりが出てくると、子どもって、こうやって成長してあの3歳や5歳があったんだと分かってきて、そうすると、もう一度!という気持ちがどんどんわいてきて…、戻ってきました。
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